TANP

BI, Art Direction, Logo, 2018



贈りたいギフトがみつかる EC サイト TANP のロゴデザインを担当しました。

「現代の百貨店を目指してる。」の社長の一言からTANPの設計がはじまります。
はじめはなんのことやらとさっぱりわからなかったものの、ヒヤリングを繰り返すうちにそのコトバには、いまある百貨店の伝統・歴史・形態と社会はどこで乖離しているのか、そんな社会に対する問題提起が見え隠れしていました。
それでも、制作期間中はかなり思い悩み、歴史ある街 "銀座" によく足を運びました。そこで感じたことはシンプルにも、ダイレクトにぼくを結論を導きます。その土地の空気を吸い、雰囲気を味わい、威厳をも感じさせるショップに入店しては少しだけ高価なモノを買う、その一連の体験こそが百貨店の作り出すものだと。
反対に、これこそがインターネット社会との乖離してるものでした。モノを買いに行く行為自体が負担になってきたのです。

TANPは、簡易化・多様化されたプレゼントを贈る文化をアップデートしています。対面でプレゼントを渡すときのちょっとしたドギマギだったり、見られてる中でプレゼントを開ける恥じらいだったり、そんなひとつひとつ小さな体験を TANP はつくっています。ぼくはそんな暖かく心地いい瞬間を "Casual Elegance" と名付けました。

「絆」や「約束」を象徴するリボンはプレゼントには欠かせない装飾です。しかしそれを用いる意味はプレゼントを贈るひと・贈られるひとのお互いの関係性や年齢によりさまざま。そこでリボンの両端を重ねたり結んだりせず、あえて解き放たれた自然な状態にすることで特定の意味を有しない印象を表現しました。

ロゴタイプにおいては "楚々" をイメージワードに設計されたセリフフォント Soso Serif をベースに、より華奢で可憐な立ち姿を追求しました。

SITE : TANP

CLIENT : GRACIA

ART DIRECTOR : Kohei Yamamoto